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専攻医1年目の呟き

当院にて後期研修を考えられている方へ

私は今年度から当院の後期研修1年目として働いています。そんな私から当院での後期研修を考えられている皆様に、実際に当院で働いている姿をイメージできるようなお話をさせていただきたいと思います。私自身が入職を決めた理由は大きく2つあります。まず1つ目の理由は「当院において近年の精神保健指定医の合格率が100%である」という点です。正直、数字としての実績が一番説得力があると感じました。また私は入職前、実際に医局全体で行う指定医レポートの症例検討会に参加し、その建設的な議論を見て、当院の実績の理由がよく理解できたことを覚えています。2つ目の理由ですが、職場の雰囲気です。当然、ここは皆様も気になるところだと思いますので、詳しくお話しさせていただきます。まず指定医を取る前の若手医師(いわゆる専攻医)が多く、活気があるという点です。仕事を始めたばかりの頃は質問や相談が多いのは当たり前のことですが、始めはカルテの使い方から1年目としてやるべきことまで親切丁寧に教えていただけます。また当院では慣習として若手医師だけの部屋があり、1年目は必ず自分のデスクはそこになるため、困ったときはすぐに年次の近い先生方が助けてくれます。勿論、年次の離れた指導医の先生方に関しても、特に精神科的な治療、病院のルール、法律など専攻医だけでは解決が難しい内容など快く相談に乗ってくれます。更には働き方や指定医になるための研修制度の要望など必要であれば、院長や副院長にもご相談が可能で、非常に指導体制が行き届いている職場です。

 実際の専攻医の働き方に関してもご説明しておきます。2年目以降、外来なども増えてはいきますが、1年目に関しては基本的には主治医として自分の患者さんを診ること、そして病棟の患者さんの身体管理の2つが主な業務となります。当院では主治医制を採用しておりますが、主治医が多忙な場合には身体管理などを病棟の担当医がバックアップする体制となっています。病棟の担当医は同じ病棟を3~5人の医師で任されますが、上の先生方は他の業務との兼任も多く、病棟業務は若手が中心になって行います。そのため内科的な治療も初期研修から引き続き行うことができるため、一般的な医師として必要なスキルを磨けるのも魅力の一つです。勿論専門の科での治療が必要かどうかの判断で迷った場合には内科の先生もいるため、全てを自分で判断する必要はないので安心してください。主治医としての治療に関しても指導医が必ず付き、慣れるまでの間は薬物治療や退院に向けての取り組みを全面的に教えてくださいます。慣れてきたら徐々に自分の裁量で出来ることが増えてくるので、非常にやりがいを感じます。また当院のシステムとして平日は17時から当直帯に切り替わり、そこからの業務は当直の医師が行います。そのため主治医として残っている業務を片付けようと自分の意思で残業することはあっても、病院側から残業を要求されることはないという点も近年の医療情勢に即したシステムです。日当直に関しては1年目と2年目は必ず精神保健指定医の資格を持つ上級医と2人で精神科救急の当番日に入ることになり、大体月に平日当直2回と土日日当直1回の計3回入りますが、主に病棟の管理と救急外来で指定医の先生の診察に同席するのが業務となります。救急に関しては精神科のみであり、私は初期研修医の時はほぼ全科の2次救急に入って救急車を当直で平均9台以上受けていたこともあり、当院での当直は体力的にきついとは思わずにやれています。やはり病棟での急変時対応なども上の先生にいつでも相談できるので安心です。余談ですが、当院の日当直で支給される食事は品数も多く、本当に美味しいのでやる気がみなぎります。

以上、長くなりましたが当院での働き方をイメージできましたら幸いです。私もこれまでの先輩方の教え方を見習い、来年以降は新しく入職された先生方にわかりやすく教えられるように今後も一生懸命学んでいきますので、是非一緒に働きましょう。よろしければ一度見学だけでもお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

医師3年目/令和6年4月入職