メニューを飛ばして本文へ

専攻医ブログを更新しました 「入職4カ月の感想」

はじめまして、私は4月に入職した駆け出し精神科医です。
今日は早起きして東京五輪の男子マラソンを見てたんですが、選手たちは恐ろしいスピードで走り切ってしまいましたね。おかげさまで時間ができましたので、宿題として言い渡されていた入職後の感想を書こうと思います。

 入職して最初は、主に病棟医の仕事が割り当たりました。プライマリケアや主治医が手の回らない部分を補う感じの仕事です。初期研修が終わっていれば大丈夫ですし、わからないことは先輩に聞けば問題ありません。1ヶ月もしないうちに病院に慣れることができました。並行して、指導医のもと主治医として入院患者を担当しました。これは週1名くらいづつ増えていきました。症例ごとにわからないことが続々と出てきますが、適度に指導を頂け、マイペースに取り組むことができています。
こんな感じで2カ月くらい経つと、当直の見習いが始まったり、院内当番の仕事が増えたり、無理のない範囲で仕事が増えていきます。それから指定医レポートになりそうな措置入院の症例も担当させていただいており、治療方針について細かな指導を頂いています。先生方はもちろん、看護師さんや事務の方々にも、信じられないくらい大切に扱ってもらえ、天国みたいです。まだできることは限られ先輩方と比較すると全然少ない仕事量なんですが、いずれ多量の仕事が降ってくることを想像すると、時間のあるうちに勉強しとかないといかんなぁと感じる毎日です。

 最後に、私の背景について触れたいと思います。私は10年近くサラリーマンをした後、この世界に入ってきました。ちょうど10年前の自分を思い出すと、残業もそこそこに切り上げて近所の〇クドナルドで、サインコサインタンジェント・・・、と大学受験の勉強にいそしむ毎日でした。自分の人生設計すらまともに思い描けない人間でした。10年経った今、精神科医になり、他人の人生を良い方向に持ってくことを日夜考える立場になりました。責任はありますが充実した毎日を過ごしています。こんな私を含め当院には様々なバックグラウンドを持たれた先生方が働いていらっしゃいます。

圭泉会病院に興味のある方は、ぜひ一度見学に来られることをお勧めします。