栄養部では、入院患者さんの お食事が治療食として適切であること、 安心で安全な食事であることに細心の注意を払い、 美味しい食事の提供を心がけています。
患者さん一人ひとりの病態に応じた栄養管理で一日も早い 社会復帰とQOL(生活の質)の向上をめざしています。 病院給食は治療の一環であり、 栄養管理は治療の基本と考えています。
医師の指示のもと、管理栄養士による入院・外来の患者さんを対象とした個人栄養指導を行っています。高血圧・糖尿病・肥満などの食事指導をはじめ、食欲不振や低栄養などの栄養相談も行っています。
脂質異常症、糖尿病などの疾患別に集団での栄養教育を行っています。ポスターやリーフレット等を使用して、疾患に対する知識や食事療法の大切さを、毎日の生活に取り入れやすいように指導しています。
患者さんのご家族を対象にメタボリックシンドロームなど生活習慣病の予防、嚥下食や介護食の違いやつくり方などの栄養指導をしています。看護部、リハビリテーション部などと連携して開催しています。
患者さんの症状により、食事量が低下した場合や、栄養状態が不良の場合などには、身体計測や血液検査データ等から栄養評価を行っています。そして、患者さんに適切な栄養補給法を検討しています。
一人ひとりの目標にあわせた 年間の研修計画を立てています。
毎月1〜2回行う勉強会では、食中毒の予防や病態についてなど、栄養学的見地からさまざまな講義を行っています。さらに、魚のおろし方、天ぷらの揚げ方をはじめ、巻き寿司や松花堂弁当など多岐にわたって調理技術の指導も行い、一人ひとりのレベルアップを図っています。
当院では、チーム医療の一環として平成18年4月より「栄養サポートチーム」が活動しています。専門スタッフが連携してそれぞれの知識や技術を持ち合い、最良の方法で栄養支援を行い、低栄養状態の患者さんの栄養状態を改善しています。現在NST稼動施設認定は、日本臨床栄養代謝学会(旧・日本静脈経腸栄養学会)と日本病態栄養学会において実施されています。当院は、平成19年2月に日本臨床栄養代謝学会(旧・日本静脈経腸栄養学会)において、NST稼動施設として認定を受けました。また、同年9月、双方の学会認定の価値を認める第三者機関「日本栄養療法推進協議会」からも認定されています。令和3年4月より、医師、管理栄養士、看護師、薬剤師がNST専任となり、栄養サポートチーム加算を取得しております。
医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務職員