メニューを飛ばして本文へ

後期研修医ブログを更新しました。  『縁あって、旭川』

今年6月に入職した後期研修医です。入職後半年ほどが経過し、業務にも慣れてきたところです。出身も、大学も、北海道ではないため最初は不慣れな土地、環境で仕事をしていく不安がありましたが、圭泉会は職員の方々にも温かくサポートしていただけ、経験豊富な先生方にもコンサルトしやすい愛護的な職場であり、環境依存的な私でものびのびと勤務しております。

なぜ旭川にきたのかは、私自身よくわからないところで、もちろん後付けの理屈はいくらでも(研修環境、待遇等)挙げられますが、「縁があった」ことにつきると思っています。私はどちらかというと運命論者なので、最初からこうなるさだめだったと理解していますが、あえて言えば、病院見学に来た際、院長先生にお会いして、ビビッときたので圭泉会にお世話になることにきめました。結果として、北海道観光もしつつ、精神科医としての修練ができる環境を与えていただき大変感謝しております。

気候的には、夏は過ごしやすく、秋は・・・ほぼなく、現在は厳しい冬の初まり?という感じです。院内は(文字通り)温かいので心配ないですし、出勤した瞬間の安心感はひとしおです。ひと冬越えていない者が北海道の冬を語ると笑われそうですが、来る前は最高気温が氷点下という気候に恐れおののいていた割に、風があまりない影響か、体感気温はさほどでもない印象です・・・。雪の中、外出するのはおっくうで、気を抜くと酒量が増えてしまうのでアルコール依存もやむなしですが、アウトドアも満喫すべく、スキーをはじめる予定です。食べ物も、地物はトマトやアスパラ、豚肉などとてもおいしく、北海道の恵みを堪能しています。いずれにしても郷に入っては・・・ということでひと冬のり越えて北海道民になれればいいなと思って毎日を過ごしています。

最後に、精神科医という仕事はとても楽しく、奥深さがあります。同じ患者さんを目の前にしても、私が見えているものと上級医の先生方が見えているものが異なること、話してくださる内容が異なることはしばしばあり、経験による認知や技術の違い故でしょうか、精神科の奥深さ、精神科医のアートを感じながら仕事をしています。

精神科後期研修をお考えの方はぜひ一度当院の見学にお越しください。